自身番屋(じしんばんや)と鳶(とび)

「熈代勝覧」(部分)© Staatliche Museen zu Berlin, Museum fur Asiatische Kunst (ベルリン国立アジア美術館), former collection of Hans-Joachim and Inge Kuster, gift of Manfred Bohms 2002, photography: Tadao Kodaira

建設現場で働く鳶職は、町火消や町抱えの防犯役を兼ねることも多かった。
図の自身番屋に詰めて町内を巡回し、火事の多かった江戸の町方の火消し役(いろは48組)としても活躍。
その名残として、現在「一般社団法人 江戸消防記念会」が梯子乗りの技や建築儀礼の「木遣(きや)り」歌を催事で披露している。

一般社団法人 江戸消防記念会