読売り

「熈代勝覧」(部分)© Staatliche Museen zu Berlin, Museum fur Asiatische Kunst (ベルリン国立アジア美術館), former collection of Hans-Joachim and Inge Kuster, gift of Manfred Bohms 2002, photography: Tadao Kodaira

瓦版(かわらばん)という一枚の情報紙を、路上や辻で言葉巧みにさわりを読み上げて売るため「読売り」と呼ばれた。
市中の貴重な情報源であり、幕府政策への批判、心中や仇討ち、地震や火事などの情報を絵入りで提供していた。
しかし無届け出版なので度々取り締まられた。
図の一人は見張り役。