地形と木遣り

「熈代勝覧」(部分)© Staatliche Museen zu Berlin, Museum fur Asiatische Kunst (ベルリン国立アジア美術館), former collection of Hans-Joachim and Inge Kuster, gift of Manfred Bohms 2002, photography: Tadao Kodaira

建替えにつき裏の蔵で仮営業中と、板囲いの木札にある「木屋孝七店」の建築現場。
火事が多く事業の浮沈も多かった、変動する都市「江戸」の一場面である。
荷車で運ぶのは柱を支える石で、本格的な建築を暗示。足場を組んでの地固めでは、鳶の衆が一斉に綱を引くため “木遣り”を歌う。